体がだるい倦怠感を治す10の方法
人間の身体はストレスが溜まったり、疲れたりすると免疫力が低下し、何かしら体調が悪くなりがちです。
免疫力の低下は、倦怠感や体のだるさが続いたり、風邪をひいたりなど不調を引き起こします。
その問題を解決するためには、日頃の生活習慣や食生活が大変重要なポイントになってきます。
身体に取り入れる物に気を配ると、それはおのずと体調に表れてきます。
倦怠感をなくすためには、普段の食生活を改善すれば可能なのです。
ではここから、体がだるい倦怠感を治す10の方法をご紹介していきたいと思います。
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体がだるい原因
寒い時期は風邪やインフルエンザが流行ります。
空気が乾燥しやすいのが原因ですが、そのため喉や鼻の粘膜も乾燥しやすくなってしまい、ウイルスが活性化し、「低温乾燥」 と呼ばれる状態になってしまいます。
体の中でウイルスや細菌が増えると、逆にそれを治したり抵抗する力(免疫力)が弱まっていきます。
それで免疫力の低下が原因となり、風邪にかかりやすくなるのです。
体がだるい倦怠感を治す10の方法
倦怠感の原因には様々なものがあります。
疲労やストレス、不摂生などによって免疫力低下すると、体外にウイルスを排出することができず、倦怠感の症状が出やすくなります。
また、乾燥もウィルスを増やす原因になるので、結果的に倦怠感の引き金となります。
自分で予防としてできることは、体調管理、環境コントロール、または外出時のマスクやこまめな手洗いやうがいなど、風邪の原因となるウイルスを寄せ付けないようにするだけでも大きな効果があります。
ではここから、体がだるい倦怠感を治す10の方法を具体的に見ていきましょう。
常に身体を潤す
人間の体の約60%は水分で出来ている、ことは皆さんもご存知でしょう。と言われています。
水分は、人体の様々な箇所に絡む大きな役割があります。食事からもとれますし、そのまま水分を取ることもできますが、飲めば飲むほどいいというものでもありません。
水分は、不足しすぎても大量にとりすぎても体の負担につながります。丁度いいバランスが必要です。
ただ、病気によっては水分量の制限のある方もおられますから、主治医に相談してみましょう。
風邪予防を徹底する
風邪ウイルスは人の免疫力を弱くし、倦怠感を感じさせる一番の原因ですから、風邪予防を徹底的にすることは効果的です。
基本的なことですが、石けんを使った手洗いやマスクによる防御、うがいが大切です。
以下の関連ページも併せて参考にしてみてください。
平衡の取れた栄養バランス
免疫力に限らずですが、栄養バランスのいい食事は免疫力の低下を防いでくれます。
身体にいい栄養素は沢山ありますが、例えば、鼻やのどの粘膜を強くするといわれているビタミンA。アミノ酸が豊富な動物性タンパク質。また、新陳代謝を活発化させる働きがあるビタミン類。特に免疫の働きに欠かせないのはビタミンC。
高タンパクで低脂肪のメニューを1日3食、規則正しく摂取することが理想ですが、難しい場合はサプリメントもあるので活用しましょう。
人が多い所に行かない
人が多ければ、必然的にウイルスに接触する機会も多くなります。
仕事や学校など避けようのない場所もありますが、特に風邪が流行っている時期は出来るだけ人込みを避けて行動しましょう。
加湿器を使う
空気が乾燥することがウイルス活性化の原因です。
湿度が50%を超えれば、ウイルスの生存率が下がるといわれているので、冬場はできるだけ加湿器を利用しましょう。
湿度が上がり、乾燥していない状態になるとウイルスは死滅し人に害を及ぼさなくなります。
加湿器がない場合でも、洗濯物や濡れたタオルを室内に干すだけでも湿度を上げることができます。
厚着、薄着しない
人間は、汗をかいて体温を調節しますが、暑くて汗をかいた肌は、体温を奪ってしまい風邪をひく要因になります。
”お洒落は我慢から”なんて若者も多いですが、季節にあった肌着や着衣を身につけ、健康な体のために汗腺の調節を行いましょう。
にんにく注射を試してみる
にんにく注射をご存知ですか?
身体がきつい時には点滴を打ってもらうことがありますが、最近では点滴代わりでにんにく注射を打つ方法もあるようです。
アスリートも取り入れているようで、”ニンニク”と聞いただけで元気になりそうですが、体がだるい倦怠感の改善や、風邪予防にもつながります。
病院で保険適用外で行われていますが、どこでもあるわけではないので、事前に調べてから行きましょう。
運動と十分な睡眠
睡眠不足は体の不調を引き起こす元です。疲れやストレスを引き起こし、ウイルスへの抵抗力を下げる要因になります。
基本的に必要な睡眠時間は1日6~7時間といわれていますから、そのために時間を取り分けましょう。
それプラス適度な運動は、ウイルスに負けない体力と免疫力を育てるので必要です。また、適度に体を動かすことは睡眠の質を上げることにも役立つのでお勧めです。
免疫力に効く入浴方法
免疫力を高めるHSP(ヒートショックプロテイン)入浴法という方法があります。
42℃のお湯に、約10分間(または 40 ℃の湯なら20分間)つかって、体温を平温より 1.5 ℃高めていきます。
これを毎日ではなくても、週に1回~2回するだけで、風邪予防の効果があると言われています。
HSP(ヒートショックプロテイン)入浴法に関しては以下のページでも詳しく解説していますので、併せて参考にしてみてはいかがでしょう。
[surfing_other_article id=93沢山着ない
厚着の習慣は、体温調節の能力を低下させ、抵抗力を弱めていきます。
元々冷え性という方もおられますが、無理のない程度に薄着にし、気温の変化に皮膚や粘膜が対応できるよう身体を鍛えることも大切です。
倦怠感を治す効果的な食べ物10選
疲労感から体がだるいと感じる方は多くおられます。実際、経験されたことのある方も少なくないのではないでしょうか?
俗にいう疲労物質と言われるのが、乳酸ですが、この乳酸を分解するのに効果的なのが、クエン酸です。
また、ビタミン類もストレスを軽減し、精神的疲労の軽減に効果があります。
他にも、体力的な疲労に大変効果があるのがアミノ酸です。疲れを取る効果が期待できます。
ではここからは、疲労やストレスが原因で体がだるい場合に、効果のある食べ物10選を具体的に紹介したいと思います。
お酢
体力回復にはお酢、という方も多いことでしょう。お酢にはクエン酸が豊富に含まれているので、手軽に取れてお勧めです。
リンゴ酢や色々な果物の酢など種類も豊富なので、お気に入りを見つけてみるのもいいですね。
ぶどう
意外かもしれませんが、ぶどうも倦怠感を治す効果的な食べ物の一つです。
ぶどうの主成分は糖質と、その他多量の酒石酸やクエン酸です。主成分であるブドウ糖は体内に入ってすぐにエネルギー源となってくれます。
クエン酸は疲れの元である乳酸を分解してくれますし、ぶどうの果汁にはビタミン、カリウム、カルシウム、リンなどのミネラルも含まれているので、疲れた体には効果的です。
オレンジ
オレンジにはクエン酸が多く含まれているので、ぶどうと同様、疲労物質の乳酸を分解してくれます。
ビタミンCも入っているので、風邪予防にもなります。
豚肉
豚肉は、ビタミンB群が豊富です。ビタミンB群には疲労回復効果があります。
よく夏バテの時は豚肉がいいといわれているのも、その効果のおかげです。
グレープフルーツ
グレープフルーツにはクエン酸が含まれています。
そのままは酸っぱいかもしれませんが、ジュースやドレッシングにしたリと工夫できます。
鶏肉
鶏肉の疲労回復効果は臨床実験で科学的に証明されています。
羽の付け根部分に含まれるイミダペプチドは筋肉疲労を防いでくれるといわれており、1日に胸肉を100g位ずつ1週間摂り続けると、疲労回復に効果があります。
ご飯と味噌汁
お米には、メチオニンがたくさん含まれています。
またお味噌汁を一緒に摂ると、大豆に含まれているリギンと双方を補い合い、アミノ酸のバランスがいいので、疲労回復に効果を発揮します。
これを知ってか知らずか、ご飯とみそ汁の組み合わせを考えだした昔の人はすごいですね。
梅
梅にもクエン酸が多く含まれています。
そのままが苦手でも、おにぎりに入れたり、潰してお茶に入れたり、色んな方法を試してみましょう。
玉ねぎ
玉ねぎは疲労回復や不眠に効果があると言われています。疲労回復や、血行促進、体のコリをほぐす働きもあります。
オニオンスープやサラダ、炒め物などいろんな料理に使える万能野菜です。
レモン
レモンにもクエン酸が多く含まれています。
そのままは食べにくいので、レモン飲料やレモンのはちみつ漬けなどを使って、クエン酸を効率よく摂りいれましょう。
まとめ
いかがでしたか。
体がだるい倦怠感・・・誰もが経験する可能性のあるものです。
倦怠感の引き金となる疲労やストレス、不摂生、乾燥やウイルスを生活習慣の見直しや改善によって、解消することができます。
ここまで、体がだるい倦怠感を治す10の方法を詳しくご紹介してきました。
- 常に身体を潤す
- 風邪予防を徹底する
- 平衡の取れた栄養バランス
- 人が多い所に行かない
- 加湿器を使う
- 厚着、薄着しない
- にんにく注射を試してみる
- 運動と十分な睡眠
- 免疫力に効く入浴方法
- 沢山着ない
また、疲労回復に有効な栄養素としては、
- クエン酸
- ビタミン類
- アミノ酸
などをバランスよく摂ることが大切でした。
そして具体的に、それらの栄養素を多く含んでいる食べ物として、以下の10の食べ物を紹介してまいりました。
- お酢
- ぶどう
- オレンジ
- 豚肉
- グレープフルーツ
- 鶏肉
- ご飯と味噌汁
- 梅
- 玉ねぎ
- レモン
そのままではなくても、色んな方法で調理し、工夫することによってより多くの種類の栄養素を摂取してみましょう。それぞれの栄養素をバランス良く摂取することは、疲労回復に効果があるので心がけましょう。
身体のためにきちんと努力を続けると、その結果は体調にちゃんと現れます。普段の食生活を改善して、倦怠感とサヨナラしましょう。