生理の肌荒れを治す10の方法
生理前になると、肌が荒れたり、体調が悪くなったり、心身ともにバランスが崩れやすくなって悩む女性がほとんどではないでしょうか?
特に生理前後や生理中に、肌荒れを感じる人の多くは、フェイスラインや顎の周りににきびができやすくなりがちです。
なぜ、生理前になると肌荒れしやすくなるのでしょうか?
生理前の肌荒れを予防するにはどうすればよいのでしょうか?
生理前にする必要があるスキンケアがあるのでしょうか?
生理前に肌荒れを起こしやすくなるのには訳があります。
体のメカニズムをきちんと理解し、生活習慣の改善や、スキンケアを適切にすれば生理前の肌荒れの予防や改善をすることできます。
当ページでは。生理前の肌荒れを直す10の方法を紹介します。特に生理前の肌荒れでお困りの女性は、参考にしてください。
肌荒れが生理前に起きる3つの原因
生理前になると、肌荒れや体調不良などに悩まされる女性が多いようです。
なぜそうなるかの原因と体のメカニズムについて紹介します。
ホルモンバランスが乱れる
生理前に肌が荒れやすくなるのは女性ホルモンの一つである、黄体ホルモンの影響です。
排卵が終わると黄体期に入り、黄体ホルモンの分泌が盛んになります。黄体ホルモンが増えると皮脂の分泌量が増え、肌が脂っぽくなりにきびなどの肌荒れの症状が出やすくなるのです。
余分な熱が体にこもる
生理前には体に余分な熱が溜まりやすくなり、生理前から生理中の間は体温がやや上がります。
特に顔や上半身に熱が溜まりやすくなります。熱と老廃物が組み合わさることによって、肌荒れが起こりやすくなるのです。
強い月経前症候群によるストレス
心身ともに強くストレスがかかる傾向がある月経前症候群(PMS)と呼ばれる症状が強く出る方がおられるようです。
ストレスを起こすと、自立神経の「交感神経」の作用が優先的に働き、そのため肌のターンオーバーが正常に行えなくなってしまいます。
そうなると、肌や毛穴に老廃物が溜まってしまうようになり、肌荒れを起こしてしまうのです。
毎月ある生理のときに決まって同じように肌荒れで悩まされてしまうことに不安に思うことがストレスを引き起こす原因になるかもしれません。
次からは、生理前の肌荒れを治す方法を詳しくご紹介していきます。生理前の肌荒れにお悩みの方は参考にしてください。
生理前の肌荒れを治す10の方法
月経周期によってホルモンバランスに変化が起こります。生理前のお肌はそうしたホルモンのバランスの関係から荒れやすくなるのです。
ホルモン分泌をコントロールするための生活習慣や、生理前の肌荒れに有効なスキンケアについて、詳しく紹介します。
イソフラボンを意識的に摂る
「エストロゲン」という肌の状態を健康に保つ作用がある女性ホルモンは、生理前には減少してしまいます。
この「エストロゲン」の同じような働きがあるのがイソフラボンという成分です。
イソフラボンは大豆に多く含まれている成分ですので、特に生理前には積極的に大豆製品を摂取するようにすると良いでしょう。
豆腐や納豆、豆乳といった比較的手軽に取り入れやすい大豆製品に含まれていますので、毎日の食生活にうまく摂りいれて、肌荒れを予防しましょう。
体の冷やし過ぎに注意する
皮膚の老廃物の除去のためには肌のターンオーバーは不可欠ですが、体温が下がると血流が悪くなり、肌のターンオーバーがうまくいかなくなってしまいます。
夏場はエアコンによる体の冷え、また、冷たい飲み物の摂り過ぎには充分注意しましょう。
また、なるべくシャワーだけで済まさずに、お湯に入って体を芯から温めるようにして、血行をよくすることを心がけておきましょう。
積極的なビタミン摂取
野菜や果物に豊富に含まれているビタミンCは肌に必要なコラーゲンの育成をする栄養素なので、肌の調子を整えるのには効果的です。
さらに、免疫力を高め細胞組織や血管を丈夫にする働きもあります。
また、肌荒れの原因ともなる活性酸素を抗酸化作用により除去する働きもあります。
このように美肌の味方であるビタミンCを積極的に摂取していくことをおすすめします。
規則正しく良質な睡眠習慣
「エストロゲン」という肌の状態を健康に保つ作用がある女性ホルモンがありますが、このエストロゲンは生理前から生理中にかけては分泌が減ってしまいます。
そのため生理前に肌荒れがしやすくなるのです。その上睡眠不足や夜更かしが重なると、さらには肌荒れを起こしてしまうのです。
肌のターンオーバーは睡眠中に分泌される成長ホルモンが必要ですが、ターンオーバーが起こる午後10時~午前2時の間にできるだけ良質な睡眠をすることを習慣化していくことがお肌のためには重要になります。
新しいスキンケア商品は控える
ホルモンバランスが崩れやすい生理前から生理中にかけての期間は、通常の時よりも肌の状態がとても敏感になっています。
この時期に新しい化粧品を使うと、使い慣れていないために肌荒れを起こしてしまう場合がありますので、この時期はなるべく控えておくことをおすすめします。
肌が敏感なこの時期は肌トラブルを起こしやすいので、普段から使用している化粧品か、低刺激の肌に優しい化粧品を使うようにしましょう。
ストレスを溜め込まない
肌荒れの原因となるにきびはアクネ菌が原因菌であります。
ストレスを起こすと、皮膚上に活性酸素を発生させてしまう原因となりますが、活性酸素は細胞の免疫力を低下させるだけでなく、アクネ菌を活性化させてしまう場合もあるのです。
ストレスはにきびの原因となりますが、ストレスを感じずに生活するのはなかなか難しいことです。自分なりにストレスを感じたら発散できることを見つけておくと良いでしょう。
ピルを活用する
避妊薬と知られているピルは、黄体ホルモンの分泌を抑える働きがあります。
黄体ホルモンは生理前から生理中にかけて増加し、肌荒れの原因にもなりますので、ピルを使用することによって、肌荒れを予防する効果が期待できます。
ピルは、婦人科や皮膚科で処方してもらうことができますので、医師に肌荒れの状態について相談して、適切な処置ができます。
1か月分で2,000円~3,000円と価格はやや高めですが、深刻な症状でお悩みの方は試してみるのも良いでしょう。
適度な運動を心がける
生理前の肌荒れ予防には新陳代謝を良くする事も大切です。
新陳代謝が良くなれば、肌荒れを引き起こす原因となる老廃物を効率よく排出することができます。
新陳代謝は適度な運動を心がけることでよくなります。
簡単に取り掛かることができるウォーキングやストレッチなどの運動を習慣化してみることをおすすめします。
適切なスキンケア
生理前は皮脂の分泌量が増える原因となる黄体ホルモンの分泌量が増えてきます。
そのため皮脂が多くなり肌荒れやにきびができやすくなるのです。
皮脂が多いからといって洗顔しすぎるのは実はあまりよくありません。
皮脂を必要以上に洗い落としてしまうと、肌の乾燥を引き起こしてしまいます。
肌が乾燥すると、体は皮脂を必要としてさらに多く分泌させてしまいます。そのため、適切なスキンケアをすることが大切になります。
1日2回、たっぷり泡立てた洗顔剤でやさしく包み込むように洗顔した後、保湿ケアをしっかりしておきましょう。
紫外線対策をきちんとする
肌荒れの原因となる活性酸素は紫外線が肌に当たることによって生成されてしまいます。
生理前はホルモンバランスが崩れやすくなっているため、紫外線に対してはとても敏感になっている時期ともいえます。
紫外線の強い時期はUVカットの化粧品の使用や、外出時は帽子や日傘を忘れないように、紫外線対策をしっかりしておきましょう。
以下のページでは、紫外線対策について詳しくご紹介しておりますので、是非参考にしてみてください。
生理前の肌に合った5つのスキンケア
ホルモンバランスが変化している生理前の時期は、普段とはちょっと違うスキンケアを行うようにします。
敏感になっている肌に優しいお手入れをするように心がけましょう。
生理前の肌荒れを未然に防ぐために、美肌をキープできるためのスキンケア方法を5つっ紹介します。
引き算のスキンケア
生理前の肌は敏感になっているので、この時期のスキンケアは引き算の考え方で、シンプルなスキンケアを心がけましょう。
肌荒れが気になるからといって、パックやピーリング化粧品など、様々な化粧品を試すのは、逆に刺激を与えることになったしまう場合もあります。
必要以上にスキンケアを行うと肌荒れを悪化させてしまいかねません。
正しい洗顔としっかりした保湿ケアがこの時期には必要です。マッサージやむだ毛取りも刺激が強いので避けておきましょう。
過剰な洗顔はしない
生理前はホルモンバランスが崩れており、肌のバリア機能が低下しているので、肌が敏感になっています。
清潔にしなければいけないからと過剰に洗顔をするのは逆効果です。
この時期に強く洗顔するのは肌にとって刺激が強すぎるので、気をつけましょう。
また、皮脂が多く分泌されるからといって皮脂を落としすぎるのもよくありません。
本来潤いとして必要な皮脂も落としてしまうからです。
朝と晩の2回洗顔をして、たっぷり泡立ててやさしく顔を包み込むようにして洗顔しましょう
紫外線対策
生理前から整理中は特に紫外線対策が大事になってきます。
紫外線はコラーゲンを破壊する作用がありますので、美肌の大敵です。
コラーゲンが減少すると、肌が乾燥しやすくなり肌荒れの原因となりますので、紫外線対策はしっかりしておくようにしましょう。
また、紫外線は肌の免疫力やバリヤ機能も低下させるので、その影響でにきびの原因菌となるアクネ菌が活発化します。そうなると肌荒れがさらに悪化してしまいます。
豆乳系基礎化粧品を取り入れる
生理前にはエストロゲンという女性ホルモンが減少しますが、このエストロゲンににた成分が大豆に含まれているイソフラボンです。
この大豆イソフラボンを含む豆乳系基礎化粧品を使用することをおすすめします。
大豆イソフラボンは天然成分でできており、敏感肌にも刺激が少なく優しく浸透します。
また、コラーゲンやヒアルロン酸といった女性のお肌の味方ともいえる成分の生成も促す作用がありますので、生理前に限らず、通常のお肌のケアにもお使いいただけます。
お化粧を控える
生理前や生理中のお肌は特に敏感になっており、クレンジングもも負担がかかるので、メイクはできる限り控えるのがいいでしょう。
休みの日や出かけることのない日はお肌を休ませるのがよいかもしれません。
まとめ
いかがでしたか?
生理前にはホルモンバランスが変化しやすくなり、その影響で肌荒れが起こりやすくなります。
今回、生理の肌荒れ対策としてホルモンバランスをうまくコントロールするための生活習慣を以下のように紹介しました。
- イソフラボンを意識的に摂る
- 体の冷やし過ぎに注意する
- 積極的なビタミン摂取
- 規則正しく良質な睡眠習慣
- 新しい化粧品スキンケア商品に手を出さない
- ストレスを溜め込まない
- ピルを活用する
- 適度な運動を心がける
- 適切なスキンケア
- 紫外線対策をきちんとする
また、生理前の肌荒れを予防するスキンケア方法として以下の5つを挙げています。
- 引き算のスキンケア
- 過剰な洗顔はしない
- 紫外線対策は入念に
- 豆乳系基礎化粧品を取り入れる
- お化粧を控える
生理前の肌荒れの原因と体のメカニズムを理解しておけば、生理前でも通常でも関係なく、いつでも美肌をキープすることができます。
ホルモンバランスを上手にコントロールして、若々しい素肌により近づくことができるのです。当ページで紹介した方法を参考にして、健康で美しい肌作りのお役に立てていただきたいです。
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